Thursday, February 16, 2017 4:48 PM

対北朝鮮、圧力強化で一致 日米韓外相が共同声明

 日米韓3カ国外相は16日午後(日本時間17日未明)、ドイツ・ボンで会談し、12日に弾道ミサイルを発射した北朝鮮に対し、国際社会が圧力を強化する必要があるとの認識で一致した。3氏は弾道ミサイル発射を「最も強い表現で非難」するとした共同声明を発表。金正恩朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男氏の暗殺を受けた北朝鮮動向についても意見交換した。

 会談には岸田文雄外相とティラーソン米国務長官、韓国の尹炳世外相が出席。対北朝鮮を巡り、3カ国が緊密に連携して挑発行為の自制や国連安全保障理事会決議の順守を求めていくことを確認した。核・ミサイル問題を巡る3カ国の事務レベル協議を近日中に開催することも申し合わせた。

 ティラーソン氏は「核の傘」による「拡大抑止」の提供を含め、米国が日韓両国の防衛義務を維持すると表明した。(共同)