Thursday, February 16, 2017 4:49 PM

中東和平政策転換に懸念 仏外相、米長官に

 フランスのエロー外相は16日、トランプ大統領がイスラエルとパレスチナの「2国家共存」を目指す従来の中東和平政策を転換する姿勢を示したことに「困惑、懸念している」と述べた。ティラーソン国務長官とドイツ西部ボンで会談後、記者団に語った。ロイター通信が伝えた。

 エロー氏は2国家共存が唯一の現実的な解決策だと強調した。

 エロー氏によると、ティラーソン氏は会談で、ウクライナ危機に伴う対ロシア制裁の解除はウクライナ東部の親ロシア派とウクライナ政府軍の紛争を巡る和平合意が進展した場合のみだと説明したという。(共同)