Thursday, February 16, 2017 4:49 PM

米、自由貿易に消極姿勢 トランプ氏、発言修正

 トランプ大統領は16日の記者会見で「公平な貿易のために交渉する。自由ではなく公平だ」と述べ、貿易自由化に消極的な姿勢を示した。自由と公平さの両方に重きを置くとする従来の発言を修正し、通商交渉では米国にとっての利益を重視すると表明した形で、安倍政権との協議にも強硬姿勢で臨む可能性がある。

 トランプ氏は、10日の日米首脳会談後の会見では「両国に利益をもたらす自由で公平、互恵的な貿易関係を目指す」と発言していた。日米両政府は、麻生太郎副総理兼財務相とペンス米副大統領をトップとする「ハイレベル経済対話」の新設で合意している。(共同)