Friday, February 17, 2017 10:04 AM

クシュナー一族買収中止か マーリンズオーナーに仏大使報道

 大リーグでイチロー外野手と田沢純一投手が所属するマーリンズの買収に関与しているとされていたトランプ大統領の娘婿でクシュナー大統領上級顧問の一族は、球団オーナーのロリア氏が米国の駐フランス大使の候補であると一部で報じられたことを受け「事実なら事態を複雑化する懸念があり、買収は見送る」と声明を発表した。AP通信が16日、伝えた。

 マーリンズの買収については、複数の米メディアが9日にロリア氏とニューヨークの実業家が約16億ドル(約1800億円)で基本合意したと報じていた。クシュナー一族は今回の声明で初めて関与の事実を認めた。

 16日付のメジャー公式サイトによると、大リーグ機構のマンフレッド・コミッショナーは「機構は過程にはほとんど関与していない。球団の譲渡を承認するだけ」と語った。(共同)