Friday, February 17, 2017 10:05 AM

ロシアとの軍事協力否定的 米国務長官、シリア情勢で

 ロイター通信によると、ティラーソン国務長官は17日、シリアのアサド政権の後ろ盾となっているロシアについて「シリアの反体制派をテロリストと見なす限りは、ロシアと軍事協力はしない」と述べた。20カ国・地域(G20)外相会合が開かれているドイツ・ボンで語った。

 米国やドイツ、サウジアラビアなどは17日、G20外相会合と並行してシリアの和平協議進展を目指した閣僚級会合を開催。この会合でのティラーソン氏の発言には、反アサド政権の立場を取るサウジアラビアや欧州各国を安心させる狙いがあるとみられる。

 一方、G20外相会合は17日、人道危機や難民発生の原因となる武力紛争の予防に向けた取り組みや、G20諸国のアフリカでの貧困対策について協議し閉幕した。(共同)