Friday, February 17, 2017 10:06 AM

サムスントップを逮捕 贈賄容疑、経営に空白

 韓国の特別検察官の捜査チームは17日、朴槿恵大統領の親友、崔順実被告側に賄賂を贈ったとして贈賄容疑などで、サムスングループの経営トップでサムスン電子副会長の李在鎔容疑者(48)を逮捕した。特別検察官は朴氏が崔被告と経済的に一体の関係にあったとみており、朴氏を収賄の共犯と位置付けて月内にも李容疑者を贈賄罪で起訴する方針。朴氏が退任後に収賄罪で起訴される公算が大きくなった。

 サムスングループは、全体の売り上げが国内総生産(GDP)の2割に当たる韓国最大の企業グループ。イメージ失墜やトップ不在に伴う経営停滞は、韓国経済にも影響する可能性がある。

 朴氏の弾劾審判を進めている憲法裁判所は3月上旬にも結論を出す見通し。政経トップによる贈収賄が立件されれば、罷免決定を求める世論が一層高まるのは必至だ。(共同)