Friday, February 17, 2017 10:09 AM

政権運営順調とトランプ氏 内外混乱は前任者の責任

 トランプ大統領は16日、就任後初めて1人で記者会見し、政権運営が順調だと主張した。「私は内外の混乱を受け継いでしまった」として、雇用の海外流出や北朝鮮問題などはオバマ前政権に責任があると強調。イスラム圏7カ国からの入国禁止を定め、連邦裁判所が差し止めた大統領令は来週、内容を修正して新たに署名すると表明した。

 トランプ氏は17日で就任からちょうど4週間。入国禁止令が内外の混乱を招き、ロシアを巡る疑惑でフリン大統領補佐官が辞任するなど困難に直面。記者会見では政権に批判的な報道に不快感を示し、メディアへの圧力を強めた。

 トランプ氏は政権が「よく調整された機械みたいに動いている」と強調したが、政権のスキャンダル報道は絶えない。会見では「メディアが偽ニュースを流している」と述べ、政府機関からの情報漏れを調べるよう司法省に指示したと明らかにした。(共同)