Friday, February 17, 2017 5:00 PM

国際刑事裁脱退を取り消し ガンビア新政権が通告

 国際刑事裁判所(ICC)は17日、西アフリカ・ガンビアによる昨年のICC脱退通告を、先月就任したバロウ大統領の政権が取り消したと発表、ICC締約国会議のカバ議長(セネガル)が「重要な決定」だと歓迎した。同政権が国連のガンビア代表部を通じて取り消しを伝えた。

 ジャメ前政権は昨年11月、ICCがアフリカの首脳ばかり裁いているとの不満から、国連事務総長に脱退を通告。南アフリカとブルンジに続く撤退の動きにICCは警戒感を強めていた。

 ICCはオランダ・ハーグにある常設の国際刑事法廷で、国連安全保障理事会などの付託を受けて行動する。(共同)