Monday, July 11, 2016 10:46 AM
米軍、同盟国抵抗で難航も オバマ氏の新核政策
オバマ大統領は、新たな核政策を近く打ち出す見通しだ。核の先制不使用宣言や核兵器近代化の予算縮小など複数案を検討、「核兵器なき世界」を掲げてきたオバマ外交の「遺産」としたい考え。しかし野党共和党が核抑止力低下につながると批判するのは必至で、米軍や「核の傘」の下の同盟国の抵抗や懸念で難航することも予想される。
大統領選の安全保障を巡る議論にも影響を与えそうだ。
オバマ大統領が歴史的な被爆地・広島訪問を終えて間もない6月上旬、側近のローズ大統領副補佐官はワシントン市内で講演し、「大統領が(2009年の)プラハ演説で語ったことを前進させるよういくつもの方法を考えている」と述べ、近く核政策見直しに着手することを示唆していた。(共同)
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