Wednesday, February 22, 2017 9:53 AM

NZ地震七回忌、追悼式 日本人遺族「一つの区切り」

 日本人留学生28人を含む計185人が犠牲となったニュージーランド地震は22日、発生から6年となり、被災地クライストチャーチの川のほとりに新たに建設された国立追悼施設の完成式と追悼式が行われた。参加者らは発生時刻の午後0時51分(日本時間午前8時51分)に黙とうした。日本人遺族にとっては七回忌となり「一つの区切り」を迎えた。

 語学研修中の生徒12人が犠牲になった富山市の富山外国語専門学校(川端国昭校長)を中心に、石川県や愛知県などから少なくとも15家族約30人が現地入りし、例年より多い日本人遺族が出席した。岸信夫外務副大臣も参列した。

 ニュージーランドのイングリッシュ首相は「施設は犠牲者らについて思案し、記憶を伝えるために建てられた。外国のご遺族の心痛を理解している。われわれは外国からの遺族とともにある」とあいさつした。(共同)