Wednesday, February 22, 2017 9:54 AM

都議会が豊洲百条委設置 石原氏らの責任追及焦点

 東京都議会は22日の本会議で、各会派が共同で提案した豊洲市場(江東区)への移転問題を検証する調査特別委員会(百条委員会)の設置を全会一致で可決した。都議会での百条委設置は2005年以来、12年ぶり。同日午後に初回の委員会が開かれ、委員長に就任した自民党の桜井浩之議員は「スピード感を持ち、できるだけ早く結果を出したい」と語った。

 百条委が強い調査権を使って新事実を明らかにし、土地購入を決めた当時の知事だった石原慎太郎氏らの責任の有無を追及できるかどうかが焦点となる。

 小池百合子知事は22日の本会議での施政方針で「豊洲の用地購入の経緯を明らかにしていく」と表明。本会議後は報道陣の取材に「百条委でどんなやりとりが行われるのか、審議を見守りたい」と述べた。(共同)