Wednesday, February 22, 2017 9:58 AM

「認知症の恐れ」34人 高齢ドライバー死亡事故

 昨年1年間に死亡事故を起こした75歳以上のドライバー459人のうち、34人が免許更新時の認知機能検査で「認知症の恐れ」の第1分類だったことが22日、警察庁の集計で分かった。3月12日施行の改正道交法により、更新後に臨時の認知機能検査の対象となる違反をしたのは31人だった。2人重複。

 警察庁が22日、有識者を集めた高齢者の事故防止対策会議で報告した。

 改正道交法では、これらのドライバーには医師の診断か臨時検査が義務付けられる。警察庁の担当者は、高齢ドライバーによる死亡事故について「改正法によって全体の2割弱は事故を起こす前にドライバーの認知機能の低下を把握できると見込まれる」とした。(共同)