Wednesday, February 22, 2017 12:06 PM

タカタの航空関連事業買収 米社、9000万ドルで

 航空部品を手掛ける米トランスダイムグループは22日、エアバッグのリコール(無料の回収・修理)問題に揺れるタカタの航空機向けの安全部品事業などを約9000万ドル(約102億円)で買収したと発表した。

 タカタは巨額のリコール関連費用の計上で経営が圧迫されており、事業売却で資金を確保する狙いがありそうだ。売却対象の事業は、航空機や軍事用自動車向けの安全部品を手掛けるドイツの全額出資子会社など。約260人の従業員がおり、2017年3月期決算の売上高は約4300万ドルの見通しという。(共同)