Wednesday, February 22, 2017 4:42 PM

利上げ「比較的早期」が多数 FOMC議事録

 米連邦準備制度理事会(FRB)は22日、1月31日〜2月1日の連邦公開市場委員会(FOMC)議事録を公表した。参加者の多くは、労働市場や物価に関する指標が想定通り、あるいは想定以上ならば、比較的早期の追加利上げが妥当と表明した。

 トランプ政権の経済政策については、不確実性が高いものの、成長率が上振れさせる可能性があるとの意見が出た。経済政策の具体的な道筋を見極めた上で、金融政策運営を調整するべきだとの意見が多数だったが、一部からは「不確実性は早期の利上げを妨げるものではない」との声も上がった。

 量的金融緩和の過程で膨らんだ米国債などFRBの資産規模の縮小についても「今後の会合で議論を開始すべきだ」との見解でおおむね一致した。(共同)