Wednesday, February 22, 2017 4:42 PM

正男氏殺害、書記官画策か マレーシアの大使館潜伏?

 北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男氏殺害事件で、英有力紙デーリー・テレグラフ(電子版)は23日までに、マレーシア警察が聴取を求めている北朝鮮大使館のヒョン・グァンソン2等書記官(44)について、事件を画策した主導的人物だったと報じた。複数の治安当局者の話としている。

 マレーシア紙、東方日報(電子版)によると、書記官は、同じく聴取を求められた北朝鮮国営、高麗航空のキム・ウクイル職員(37)と共に、事件のあった13日以降、クアラルンプールの北朝鮮大使館に潜伏。聴取を避けるため、かくまわれているとみられる。

 マレーシア治安当局筋はテレグラフに「ヒョン書記官の役割は(事件の)全ての手配の統括と、大使への報告だ」と話した。キム職員は、既に北朝鮮に帰国したとされる4容疑者との調整役だったとした。(共同)