Thursday, February 23, 2017 10:13 AM
親族近くマレーシア入りか 正男氏殺害で高官見通し
北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男氏殺害事件で、マレーシア警察のノール・ラシド・イブラヒム副長官は23日、身元確認のため親族が一両日中にもマレーシア入りする見通しだと述べた。DNA鑑定などを行うとみられる。複数の地元メディアが伝えた。北朝鮮は捜査に反発し、正男氏と認めないまま遺体の即時引き渡しを要求。親族の遺体確認が実現すれば対立が深まるのは必至だ。副長官は誰が来るのかは明らかにせず曲折も予想される。
マレーシア政府は遺体を親族に引き渡したい意向。正男氏は北京在住の本妻と息子がいるほか、マカオに別の女性とその息子ハンソル氏(21)と娘が住んでいるとされる。副長官は「(来るのは)マレーシア周辺に住んでいる子どもか親族」と述べるにとどめた。
マレーシア紙スター(電子版)によると、スブラマニアム保健相は23日、来週までに正男氏の死因を特定できるとの見通しを明らかにした。(共同)
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