Thursday, February 23, 2017 4:44 PM

IMF元専務理事に実刑 横領罪、スペイン裁判所

 スペインからの報道によると、マドリードの裁判所は23日、横領などの罪に問われた国際通貨基金(IMF)元専務理事、ロドリゴ・ラト被告(67)に禁錮4年6月の実刑判決を言い渡した。

 被告はスペイン財務相、第一副首相などを歴任し2004〜07年にIMF専務理事を務めた。退任後、大手金融機関「バンキア」などの代表に就任したが、60人余りの幹部らと共に架空名義の銀行カードを使い、遊興費など私的な支払いに資金を流用した。

 ラト被告ら幹部が流用した資金は総額1200万ユーロ(約14億円)以上とされる。ラト被告は自身の着任前からの慣行に従っただけだなどとして、刑事責任を否定していた。(共同)