Thursday, February 23, 2017 6:19 PM

公約実現へ「毎日が戦い」 バノン氏、メディア敵視も

 トランプ政権のバノン首席戦略官兼上級顧問は23日、トランプ大統領は選挙公約の実現へ「魔法のように集中している」と政権運営は順調だと強調。政権に批判的なメディアを「抵抗勢力」と繰り返し非難した上で、「毎日が戦いになる」と述べ、国内外の反発に屈せず政策を強力に推進する姿勢を鮮明にした。

 メリーランド州で米保守系団体が主催した年次イベント「保守政治行動会議(CPAC)」で語った。トランプ氏の最側近で、政権内で強い影響力を持ち、過激な政策の“黒幕”とされるバノン氏が公の場で話すのは今年1月の政権発足後初。

 バノン氏は、トランプ氏が「経済的国家主義」や従来の「行政国家の解体」を最重視していると説明。環太平洋連携協定(TPP)離脱は「近代米国史における最も重要な出来事」だと述べた。(共同)