Friday, February 24, 2017 9:55 AM
米メキシコ、対立長期化も 閣僚派遣も不安解消程遠く
米国のティラーソン国務長官とケリー国土安全保障長官は23日、メキシコのビデガライ外相らと会談し、トランプ政権発足後に急速に悪化した隣国との関係改善を急いだ。だがトランプ大統領の発言との食い違いも目立ち、メキシコの不安解消には程遠い。対立は長期化の様相を呈している。
ビデガライ氏は会談後の共同記者発表で、メキシコから入国した全ての不法移民をメキシコに送還するとしたトランプ政権の新指針を「一方的」と非難。「米国と合意するには長い時間がかかる」と語った。
メキシコ有力誌「ネクソス」の編集者エステバン・イラデス氏は「少なくともトランプ政権の4年間は緊張が続く」と分析。特に、2018年に大統領選を控えるペニャニエト大統領は支持率が低迷しており、弱腰とみられないようトランプ氏に強硬姿勢で臨む必要に迫られているという。(共同)
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