Friday, February 24, 2017 9:56 AM

医療事業で鴻海と合弁 シャープ、海外販売を強化

 経営再建中のシャープは24日、医療・健康事業の一部を分社化し、親会社の鴻海精密工業との合弁会社にすると発表した。シャープの医療関連技術を生かして新製品を開発し、鴻海の持つ豊富な販路網を使って海外展開を加速させる。

 分社化するのは、空気中の菌を自動計測する微生物センサーやタンパク質分析装置などの分野で、主に病院や研究機関向けに販売している。

 シャープは3月1日付で国内外の対象事業を切り出し、持ち株会社と事業会社3社を設立。鴻海の子会社が3月31日付で持ち株会社に出資する。出資比率は鴻海側が51.2%で過半数を握る。(共同)