Friday, February 24, 2017 9:57 AM

オフィス街、あふれる笑顔 定着するか「官製花金」

 プレミアムフライデーが初めて実施された24日、大企業が集まる東京都心部では、早々に職場を離れる会社員たちが見られた。消費拡大のために政府、経済団体が主導した「官製花金」は定着するのか。

 東京駅近くの野村証券本社を後にした男性社員(35)は「これから家族みんなで外食です」と顔をほころばせたものの「早帰りって後ろめたいですね。仕事の進め方も変わっていないし、残業で残る同僚も多い。根付くには時間がかかりそう」。

 汐留のソフトバンク本社では、午後3時すぎからエスカレーターに退社する人の行列ができた。同期とボウリングに向かう園部海里さん(24)は「明るいうちに帰れるのは気分がいい。頑張ったかいがあります」。一方、開発担当の山本正義さん(27)は「家の用事で真っすぐ帰る人が多い。どこまで消費拡大につながるのかな」と首をかしげた。(共同)