Friday, February 24, 2017 4:43 PM

リオのカーニバル開幕 長引く不況が影落とす

 ブラジル・リオデジャネイロのカーニバルが24日開幕した。28日までの期間中、街はサンバの踊りと熱気に包まれるが、ことしはパレードのチケット販売が鈍るなど、長引く不況が南米最大の真夏の祭典に影を落としている。

 リオ市は国内外から観光客約110万人が訪れ、経済効果は約30億レアル(約1080億円)に上ると予想。メイン会場「サンボドロモ」でのパレードは26、27日の両日、2夜連続で朝まで行われ、12のトップチームが山車や衣装、踊りを競う。ブロッコと呼ばれる街頭パレードも市内各地で開かれる。

 ブラジル経済の低迷でチケットのほか、カーニバルのコスチュームの売れ行きも芳しくない。期間中のホテルの稼働率は約7割にとどまると予想されている。(共同)