Friday, February 24, 2017 4:45 PM

通貨政策も米国第一で 大統領「経済的自由守る」

 トランプ大統領は24日、メリーランド州での演説で、通貨政策でも米国の利益を第一に考えることを示唆した。通商政策では「米国の経済的な自由を守る」と述べ、北米自由貿易協定(NAFTA)の再交渉や、各国との2国間協定締結に改めて意欲を表明した。

 トランプ氏は「他の国とうまくつきあっていくことは重要だ」としながらも「世界的な国歌、通貨、国旗などない。私は世界の代表ではなく米国の代表だ」と話し、あくまでも米国第一を貫き通すと訴えた。

 トランプ氏は輸出の障害となるドル高を繰り返しけん制し、中国だけでなく日本の為替政策も「通貨安誘導」と非難してきた。今後も為替市場への口先介入や、貿易相手国の通貨政策への批判が続きそうだ。(共同)