Monday, February 27, 2017 4:41 PM

対イスラム国「予備段階」 国防長官、計画の草案提出

 マティス国防長官は27日、過激派組織「イスラム国」(IS)掃討作戦の加速に向けた計画の草案をホワイトハウスに提出した。デービス国防総省報道部長は記者団に、草案は「より広範な議論への枠組み」だと述べ、トランプ政権のIS戦略は予備段階だと説明した。

 トランプ大統領が今後、対IS戦略を変更するか検討する。デービス氏は草案の中身は機密情報だとし、シリア北部への地上戦闘部隊派遣の提案が盛り込まれたかどうかの明言は避けた。米軍が取る可能性がある行動について「事前に敵に知らせたくない」と述べた。

 AP通信などによると、シリアへの地上部隊派遣を含め、米軍の関与が拡大する可能性がある。一方で米軍が直接戦闘に従事するのではなく、地元部隊の支援を重視するオバマ前政権の方針を踏襲するとの見方もある。(共同)