Thursday, March 02, 2017 10:40 AM

米司法長官の辞任要求 民主党、ロシア大使接触で

 昨年の米大統領選中、上院議員だったセッションズ司法長官が駐米ロシア大使と2度接触しながら議会公聴会で事実を開示しなかった問題で、野党民主党は長官を徹底追及する構えだ。下院民主党トップのペロシ院内総務は1日、偽証罪に当たる可能性もあるとし「長官は辞任しなければならない」と訴えた。

 ロシアはトランプ大統領誕生を狙って大統領選でサイバー攻撃を仕掛けたとされ、連邦捜査局(FBI)はトランプ氏周辺とロシア情報機関との接触などを捜査。FBIなど司法当局を統括する長官自身に問題が浮上し、トランプ氏は新たな火種を抱えた。

 CNNテレビによると、長官は「ロシアの当局者と選挙について話し合ったことはない」と潔白を訴えた。ホワイトハウスは声明で「上院軍事委員会委員の立場で駐米ロシア大使と会った」とし、トランプ陣営の一員として会ったのではないと指摘した。(共同)