Thursday, March 02, 2017 10:41 AM

火力事業、完全統合へ 東電と中部電、2年後めど

 東京電力ホールディングス(HD)と中部電力が、火力発電事業を完全統合する方針を固めたことが2日、分かった。統合時期は2年後を見込み、両社が共同設立した火力会社「JERA(ジェラ)」に国内の既存発電事業を移管する。月内に合意して発表する。燃料調達から発電まで一体的に運営してコストを削減し、競争力を高める。

 統合で世界最大級の燃料調達・火力発電事業者が誕生する。

 東電の経営改革を議論する経済産業省の有識者会合が昨年12月、「完全統合は必要不可欠」と提言し、中部電の対応が焦点になっていた。(共同)