Tuesday, July 12, 2016 10:07 AM

米成人のメディア消費時間、1時間増える

 米成人の1日のメディア利用時間がこの1年で1時間増え、増加分の大半はスマートフォン利用が占めていることが、ニールセンの調査で分かった。

 AP通信によると、国内の成人が2016年1〜3月にスマートフォン、タブレット、テレビ、ラジオ、コンピュータ、ビデオゲームに投じた時間は1日平均10時間39分で、前年同期は9時間39分だった。スマホの使用時間にはテキスティングや写真の撮影、電話の会話などは含まれず、インターネットに接続した時間に限られるため、実際の使用時間はもっと長いと考えられる。

 スマホ利用者は過去1年間に2000万人以上増え、今や米成人の81%が常用していると推定される。メディア利用時間の増加分のうち、37分はスマホ、12分はタブレットが占め、スマホを使ってネットに接続した時間は1日平均1時間39分と2年前に比べて2倍以上伸びた。

 ただし、電話やタブレットの使用時間が増えても他のメディア利用時間はそれほど減っておらず、一度に複数のメディアを利用するマルチタスキングが増えていることがうかがえる。TV視聴時間は、放送と同時のライブ視聴は3分減ったものの、全体では4時間半に上った。