Friday, March 03, 2017 10:06 AM

「魔女狩り」と米に反発 ロシア外相

 米国でセッションズ司法長官らが米大統領選中にロシアのキスリャク駐米大使と接触したことが疑惑を招いていることについて、ロシアのラブロフ外相は3日、「魔女狩りに似ている」として批判した。ロシア通信が伝えた。

 ラブロフ氏は「マッカーシズムの時代にも似ている」と述べ、米国の現状が1950年代の反共産主義運動(赤狩り)に似ているとの皮肉を込めた。トランプ米大統領も2日の声明で「魔女狩り」という表現を使って批判した。

 ラブロフ氏は、各国の大使は相手国との関係を維持するため、政府高官や議員らと接触していると指摘し、キスリャク氏を擁護。米国の駐ロシア大使が行っている接触を同様な視点で扱えば、かなり滑稽なことになると訴えた。(共同)