Tuesday, July 12, 2016 10:09 AM

北朝鮮核実験場で動き 米大、衛星写真分析

 ジョンズ・ホプキンズ大の北朝鮮分析サイト「38ノース」は11日、7日撮影の商業衛星写真に基づき、北朝鮮北東部豊渓里にある核実験場での活動が活発化しているとの分析を発表した。特に2013年と16年の核実験で使われた坑道周辺で動きがあるという。

 38ノースは、活動が5回目の核実験の準備なのか、施設の維持作業なのかは不明としているが、金正恩朝鮮労働党委員長からの指示があれば「いつでも核実験を実施できる状態にしようとしているのは明らかだ」と指摘した。

 38ノースによると、衛星写真には、核実験場の坑道近くに資材や小型車両が置かれているのが写っていた。鉱石を積むための荷車が複数含まれていた可能性があり、坑道で何らかの作業が活発に行われていることを示唆しているという。(共同)