Monday, March 06, 2017 10:08 AM

北朝鮮大使が出国 マレーシアの追放通告で

 金正男氏殺害事件に関連し、マレーシア政府から6日午後6時(日本時間同7時)を期限として国外追放を通告された北朝鮮の姜哲駐マレーシア大使が6日、マレーシアを出国、航空機で北京へ向かった。その後、北朝鮮へ向かうとみられる。

 マレーシア政府はこれまでにモハマド・ニザン・モハマド駐北朝鮮大使を召還し、6日から北朝鮮国民のビザなし渡航制度を中止した。姜大使の国外追放は国交断絶に次ぐ強硬措置で、正男氏殺害事件を契機に両国の対立は決定的となった。

 モハマド大使は現在、マレーシアに戻っているが、朝鮮中央通信は6日、北朝鮮外務省が同大使を「ペルソナ・ノン・グラータ(好ましからざる人物)」と認定し、国外追放を通告したと伝えた。対抗措置を取ったとみられる。(共同)