Monday, March 06, 2017 4:53 PM

日米文書開示訴訟で判決 那覇地裁、県道の共同使用

 沖縄県が日米両政府と結んだ米軍施設に続く県道の共同使用に関する協定書を、両政府の同意なしに情報公開条例に基づいて開示決定したのは違法だとして、国が決定の取り消しを求めた訴訟の判決が7日、那覇地裁(森鍵一裁判長)で言い渡される。

 訴状によると、日米両政府は1990年、日米地位協定に基づき、米軍北部訓練場(国頭村、東村)に続く県道70号の共同使用を決定。その上で両政府と県は同年、使用についての協定書を結んだ。日米は「双方の合意なしに協定書などの文書を公表しない」とした。

 だが県は2015年2月、県内の男性の請求に対し、文書を開示する決定をした。事前に国側は開示しないよう求める意見書を出していた。(共同)