Tuesday, March 07, 2017 10:30 AM

モスルの政府庁舎制圧 イラク軍、奪還作戦進展

 過激派組織「イスラム国」(IS)の拠点、イラク北部モスルの奪還作戦を進めるイラク軍は7日、モスル西部で地元ニナワ州の政府庁舎を制圧したと発表した。ISが2014年6月にモスルを占拠した後、イラク軍による政府庁舎の奪還は初めてとみられる。アバディ首相は7日、現地を訪問して軍部隊を激励、作戦の進展をアピールした。

 国営メディアによると、かつてISが収蔵品を破壊したモスル博物館も軍の支配下に入った。

 作戦を支援する米空軍のイスラー准将はロイター通信に対し、ISの高官や外国人戦闘員は既に戦場を放棄しつつあると指摘し、イラク軍が「連日、大きく前進している」と述べた。ただIS側の反攻は根強く、激しい戦闘が続いている。(共同)