Tuesday, March 07, 2017 10:30 AM

北朝鮮、在日米軍攻撃訓練 韓国THAAD配備開始

 北朝鮮の朝鮮中央通信は7日、有事に在日米軍基地攻撃を担当する部隊の訓練が実施され、弾道ミサイル4発を同時発射したと報じた。金正恩朝鮮労働党委員長が立ち会った。日時は伝えていないが、6日の発射を指すとみられる。米韓両軍は7日、米軍の最新鋭迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の韓国配備を開始したと発表、4月にも実戦運用に入る。国連安全保障理事会は緊急会合を8日に開催する方向で調整に入った。

 北朝鮮は米韓が実施中の合同軍事演習に対抗して4発を同時発射することで日米によるミサイル防衛の突破能力を誇示、米国との安保協力を推進する日本政府をけん制する意図を明白にした。

 トランプ大統領は安倍晋三首相、韓国大統領代行の黄教安首相とそれぞれ電話会談し、緊密な連携を確認した。外交筋によると、安保理緊急会合は日米韓3カ国が開催を要請。ミサイル発射を強く非難する報道声明発表などを検討している。(共同)