Tuesday, March 07, 2017 10:27 AM

森友理事長招致、自民拒否 民進「隠蔽」と反発

 民進党の山井和則国対委員長は7日、自民党の竹下亘国対委員長と国会内で会談し、大阪市の学校法人「森友学園」への国有地払い下げ問題を巡り、学園の籠池泰典理事長ら関係者6人を衆院予算委員会に参考人招致すべきだと求めた。竹下氏は「民間人の招致は慎重でなければいけない」と拒否。山井氏は会談後「隠蔽だ。参考人招致は国民の要望であり、なぜ拒むのか」と反発した。

 これに先立ち、民進党の榛葉賀津也参院国対委員長は、自民党の松山政司参院国対委員長に、参院での参考人招致を求めたが、受け入れられなかった。

 山井氏は竹下氏との会談に先立ち、共産、自由、社民各党の国対委員長と国会内で協議。国有地売却の経緯を明らかにするため、籠池氏のほか、売却交渉時に財務省理財局長だった迫田英典国税庁長官、近畿財務局長だった武内良樹財務省国際局長ら計6人の招致に応じるよう与党側に求める方針を確認した。(共同)