Tuesday, March 07, 2017 12:20 PM

釜山で「徴用工像」計画 韓国労組、日本総領事館前

 韓国の聯合ニュースによると、労組の全国組織、民主労働組合総連盟(民主労総)の釜山地域本部は7日、日本による植民地統治下の朝鮮半島から徴用された労働者の像を釜山の日本総領事館前に設置する運動を始めると明らかにした。設置を通じ、日本政府に謝罪と賠償を求める考えという。

 総領事館前では昨年末、地元の市民団体が慰安婦被害を象徴する少女像を設置した。日本政府は反発し、駐韓大使を一時帰国させている。韓国政府も外交公館の保護などの観点から設置団体に移転を求めており、聯合は「徴用工像の計画は難航が予想される」と指摘した。

 聯合によると、民主労総などは西部の仁川、南部の済州島などで同様の像の設置を目指す。ソウル中心部に近い龍山駅前広場への設置も計画していたが、韓国政府は2月、現場が国有地に当たるとして許可しなかった。(共同)