Tuesday, March 07, 2017 4:47 PM

ソマリア、飢饉の恐れ 国連、600万人に支援要請

 国連人道問題調整室(OCHA)報道官は7日、干ばつに襲われたアフリカ・ソマリアで飢饉の恐れが高まっており、人口の半数以上に当たる約620万人に緊急支援の必要があると発表した。ジュネーブで記者会見した。

 5歳未満の子ども約95万人がひどい栄養失調状態にあり、うち約18万5000人に餓死の危険性があるとしている。コレラやはしかが流行する兆候も出ているという。

 報道官は約26万人が死亡した2011年の飢饉の際に状況が似ていると指摘。6月までに550万人に食料を届けるため、約8億2500万ドル(940億円)の資金が必要としたが、2月20日までに1億ドルしか集まっていないとした。(共同)