Tuesday, March 07, 2017 6:26 PM

民進、退位で議員懇談会 各党派調整の状況報告

 民進党は8日午前、天皇陛下の退位を実現する法整備を巡り3回目の全議員懇談会を国会内で開いた。野田佳彦幹事長らが、衆参両院の正副議長の下で進められている各党派による全体会議の状況を報告し、党内で情報共有を図る見通しだ。

 大島理森衆院議長が主導する全体会議で、民進党は退位の恒久制度化へ向け皇室典範改正が望ましいとの立場。自民党は陛下一代限りの特別法が適切だと主張しており、見解に隔たりがある。

 大島氏らは8日午後に各党派の全体会議を衆院議長公邸で開催。自民党は典範付則に根拠規定を置く案を妥協策として示しており、与野党が接点を見いだせるかが焦点となっている。(共同)