Wednesday, March 08, 2017 10:26 AM

朴氏弾劾審判10日に決定 罷免なら60日内大統領選

 韓国の朴槿恵大統領の罷免が妥当かどうか判断する弾劾審判で、憲法裁判所は8日、決定を10日午前11時(日本時間同)から言い渡すと明らかにした。罷免決定が出た場合、朴氏は失職、60日以内に次期大統領選が行われる。棄却や却下の場合、停止中の大統領権限は回復するが、政権は既に弱体化しており混乱が予想される。

 憲法裁の裁判官の定数は所長を含め9人だが、現在は8人。罷免には6人以上の賛成が必要となる。決定言い渡しは生中継される。

 朴氏は親友の崔順実被告による国政介入事件をはじめとする一連の疑惑を巡り昨年12月、国会に弾劾訴追され、憲法裁は今年1月3日の第1回弁論から、延べ40人超の証人尋問などを行い2月27日に結審。崔被告らが証人として出廷したが、朴氏本人は一度も姿を現さなかった。(共同)