Wednesday, March 08, 2017 10:28 AM

北朝鮮ミサイル発射を非難 国連安保理が報道声明

 国連安全保障理事会は7日、北朝鮮による6日の弾道ミサイル発射が過去の安保理制裁決議の「重大な違反」に当たるとして強く非難し、北朝鮮に核・ミサイル開発の自制を求める報道声明を発表した。日米韓3カ国は北朝鮮に対する国際的な圧力強化につなげたい考え。北朝鮮の反発も予想される。

 安保理は8日午前10時(日本時間9日午前0時)に緊急会合も開催し、弾道ミサイル発射への対応を協議する方向で調整している。日米両国は、北朝鮮側が在日米軍基地への攻撃訓練だったと報じ、ミサイル3発を日本の排他的経済水域(EEZ)内、1発をEEZ付近に着弾させたことを安全保障上の深刻な脅威と捉えており、制裁の履行徹底を各国に働き掛ける。

 米国務省は7日、ティラーソン国務長官が15〜19日に日韓中3カ国を歴訪すると発表。トナー報道官代行は、挑発行為を繰り返す北朝鮮への「新たなアプローチ」模索が目的と述べた。長官は日本で岸田文雄外相と会談する見通しで、北朝鮮に対するさらに厳しい対応を話し合うとみられる。(共同)