Wednesday, March 08, 2017 10:31 AM

移民排斥につながると懸念 米新大統領令に人権弁務官

 国連のゼイド人権高等弁務官は8日、ジュネーブの国連人権理事会で演説し、難民やイスラム圏6カ国からの入国を規制するトランプ大統領の新たな大統領令について「大量の強制送還措置となりかねず、移民排斥にもつながりかねない」と懸念を示した。

 またメキシコ人やイスラム教徒への「悪口」や、移民が米市民より犯罪を行うといった誤った主張は「有害で、外国人嫌いによる攻撃をあおるものだ」と非難した。

 さらにトランプ氏のジャーナリストや判事へのどう喝や攻撃に「落胆している」と述べた。(共同)