Wednesday, March 08, 2017 4:45 PM

イランに密輸検査装置支援 日本、無償資金協力8億円

 密輸対策が急務となっているイラン南東部の要衝チャバハル港で、日本が8億円の無償資金協力を行うことによって、麻薬などをチェックする大型のエックス線検査装置が新たに導入されることになり、イランの首都テヘランで8日、事業の署名式が催された。

 小林弘裕駐イラン大使と、イランで税関トップを務める経済財務省のカルバシアン次官が文書に署名した。

 カルバシアン氏は、多くの国と国境を接するイランでは、水際での対策を怠れば大量の麻薬が通過することになってしまうと強調。「日本の支援は密輸防止に役立ち、各国の安全にもつながる」と感謝を表明した。(共同)