Tuesday, July 12, 2016 1:06 PM

映画館の欧州最大手買収 中国企業傘下のAMC

 中国の不動産・娯楽大手、大連万達集団傘下の映画館大手AMCエンターテインメントホールディングスは12日、欧州の映画館最大手、オデオン&UCIシネマズグループの買収で合意したと発表した。取得額は9億2100万ポンド(約1300億円)相当。

 AMCは両社で計627の映画館があり、スクリーン数は7600を超え、世界最大の映画館運営会社になるとしている。当局から独占禁止法に関する承認を受けることなどが条件で、2016年10〜12月期の手続き完了を見込む。

 AMCは、今年3月に発表した映画館大手カーマイクシネマズの買収計画も引き続き実現を目指すとした。ただ、カーマイクの一部株主が取得額が低すぎると反発しており、買収は予断を許さないとの認識を示した。(共同)