Wednesday, March 15, 2017 12:09 PM

親ロシア派地域との物流遮断 ウクライナ、緊張高まる

 ウクライナのポロシェンコ大統領は15日、国家安全保障防衛会議で、ロシアの支援を受けて親ロシア派が実効支配するウクライナ東部の地域との物流を遮断するよう提案し、承認された。東部紛争の緊張がさらに高まった。親ロシア派支配地域がロシアと一体化し、ウクライナとの分断が進む可能性がある。

 国連や赤十字などの人道支援物資を除き、鉄道や道路を経由した物流を同日から停止。ミンスク合意に沿って東部の戦闘が停止され、親ロシア派が事実上接収した企業がウクライナに返されるまでの一時的措置としている。

 一方でロシアと親ロシア派は、物流遮断はミンスク合意違反だと反発した。(共同)