Wednesday, March 15, 2017 5:49 PM

与党首位、極右伸び悩みか オランダ下院選開票

 選挙イヤーの欧州政治の風向きを占うオランダ下院選は15日夜(日本時間16日未明)、開票が始まった。公共放送が伝えた出口調査では、ルッテ首相が率いる中道右派、自由民主党(VVD)が第1党の勢い。台風の目となった極右、自由党(PVV)は伸び悩み、他の2党と2位を争っている。

 PVVが勝利すれば、4〜5月のフランス大統領選や9月のドイツ連邦議会選に挑む極右やポピュリズム(大衆迎合主義)政党に追い風となるため、今回の下院選は欧州内外で注目されていた。

 出口調査に基づく予想獲得議席はVVD31、PVV19。キリスト教民主勢力(CDA)と親EUの中道、民主66もそれぞれ19となった。(共同)