Thursday, March 16, 2017 10:09 AM

経験重視の布陣でUAEへ 今野復帰、本田、長友招集

 変化と維持が入り交じった選考で、一貫してハリルホジッチ監督が重視したのは「経験」だ。UAEは最終予選の初戦で敗れた因縁の難敵で、23日のアウェー戦は今後を占う重要な一戦。34歳のベテラン今野を復帰させ、欧州で出場機会のない本田や長友も招集した。

 次戦は敵意に満ちた会場での挑発やラフプレー、激しい肉弾戦も覚悟する。少しでも物おじすれば勝利が遠のく。監督は「そこで経験が必要になる。メンタルが違いを生むかもしれない」と強調した。高まる重圧の中で若手の抜てきは控え、新顔には30歳の高萩、28歳の倉田を選んだ。

 代表起用に所属クラブでの出場を課してきた指揮官にとって、本田の招集は言行不一致の側面もある。だが、代えの利かない支柱として「これからも必要になる。プレーだけでなく存在が重要だ」と揺るがぬ信頼を口にし、外すという選択肢はなかったようだ。(共同)