Thursday, March 16, 2017 10:11 AM

円安批判払拭なるか 17日に日米財務相会談

 麻生太郎財務相は訪問先のドイツ南西部バーデンバーデンで17日、ムニューシン米財務長官と初会談に臨む。トランプ政権が農産物の市場開放に加え、為替政策でも対日圧力を強めてくることを警戒。「円安誘導」との批判を払拭し、為替相場の安定に向け協調関係を構築したい考えだ。

 麻生氏は会談に続けて17〜18日開催の20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議に出席。自由貿易の重要性を再確認することを目指す。

 米国の追加利上げ決定を受けた16日の東京市場では、円相場が1ドル=112〜113円台で推移した。前日に比べて円高ドル安に振れ、日本が円安誘導批判をかわす上で追い風が吹いた。(共同)