Thursday, March 16, 2017 10:11 AM

正男氏殺害「米韓の陰謀」 北朝鮮公使、また批判

 北朝鮮の朴明浩駐中国公使は16日、北京の北朝鮮大使館で記者会見し、金正男氏殺害事件について「わが国のイメージを傷つけ体制を転覆しようとする米国と南朝鮮(韓国)当局の卑劣な政治的陰謀だ」と改めて批判した。

 北朝鮮とマレーシアは正男氏の遺体の取り扱いなどを巡り協議を続けているが、事件への国家的関与を否定する姿勢を改めて鮮明にした。

 朴氏は、事件でマレーシア警察に逮捕された北朝鮮国籍のリ・ジョンチョル氏が証拠不十分で釈放されたことについて「(事件の)荒唐無稽さをよく示している」と主張。「今回の事件で被害者は(北)朝鮮とマレーシアで、利益を得ているのは敵だけだ」と述べ、米韓を批判した。(共同)