Thursday, March 16, 2017 6:54 PM

友人とトラブルか 仏高校の発砲事件

 フランス南東部グラースの高校で男子生徒が校長、生徒らに発砲した事件で、捜査当局は16日、友人関係のトラブルが犯行の動機となった可能性が高いとの見方を示した。警察が拘束した男子生徒は精神的に不安定な状態で、大量殺人の動画などを繰り返し視聴していたことも分かった。フランスのメディアが伝えた。

 警察などは男子生徒の年齢を17歳としていたが、16歳と訂正した。

 報道によると、男子生徒は猟銃、拳銃、手製の爆発物などを持って教室に入り、トラブルの相手の生徒を捜していた。制止しようとした校長が肩などに軽傷を負い、ほかに生徒ら3人が銃弾を受け負傷。パニック状態となり逃げようとした生徒ら別の6人が軽傷を負った。計10人の負傷者とも命に別条はない。(共同)