Friday, March 17, 2017 11:09 AM

野球ソフトの福島開催決定 復興支援でIOC理事会

 国際オリンピック委員会(IOC)は17日、韓国の平昌で理事会を開き、2020年東京五輪の追加種目、野球・ソフトボールの一部試合を福島県で開催する計画について、大会組織委員会が提案した県営あづま球場(福島市)を会場とすることを全会一致で決めた。東日本大震災の復興支援を後押しする狙いがある。野球とソフトボールの1次リーグ1試合ずつを行う方針で、組織委はともに開幕戦の日本戦を想定している。

 組織委の森喜朗会長は「おそらく(1次リーグの)開幕試合になるだろう。この五輪は復興ニッポンという大きなタイトルからスタートした。被災地の皆さんに喜んでもらう形にしたい」と述べた。

 組織委は、既に承認されていた主会場の横浜スタジアムに加え、施設改修を前提としてプロ野球公式戦の開催実績もあるあづま球場に絞って調整していた。(共同)