Friday, March 17, 2017 11:12 AM

軍事力行使も排除せず 北朝鮮脅威に「対抗措置」

 ティラーソン国務長官は17日、韓国の尹炳世外相との会談に先立つ共同記者会見で、北朝鮮の核・ミサイル開発を抑止するための「新たなアプローチ」について「あらゆる選択肢がテーブルの上に載っている」と述べ、軍事力行使も排除しない考えを表明した。

 ティラーソン氏は軍事力行使に関し「米国は軍事紛争になることを望んでいない」として外交努力による解決を追求する意向を示した上で「北朝鮮が韓国軍や米軍に脅威を与える行動を取るならば、適切な対抗措置を取る」と説明した。

 さらに、北朝鮮が自ら核開発を放棄するのを待つとしてきたオバマ前政権の「戦略的忍耐」政策は「終わった」とも断言。トランプ政権が強硬姿勢に転換したことを示唆した。(共同)